仮面浪人Q&A
仮面浪人ってどーよ?
ぶっちゃけ二浪したから受かったんやろ?と言われることが多かったので質問を募集しました。こちらは随時更新していくつもりなので定期的に読んでいただければ幸い。
Q.仮面浪人辛かった?
A.辛いといえば辛かったしやめたい時もなくは無かったと思う。でも、やっぱり学歴コンプレックスはあったし、学歴というか勉強で小学校の時からいじめられたりしてたから絶対受かってやるって思ってた。それこそ頑張りすぎて体調崩したこともあったけど、それ以上にこのままだとって不安の方が強かったから根気で頑張った。それに、いろんな人とそれなりに遊んだし、バイトも他の人より稼いでたくらいしてたから、それこそ宅浪の時より楽しかった記憶。
Q.仮面浪人の時の偏差値は?
A.これが、、模試受けてないんですよ笑
最後の回の模試は、前日親戚とご飯行ってたんですけど、朝までやってたので体調崩して、、だからすごい不安でした。
Q.仮面浪人のメリットとデメリットは?
A.メリットは人と普段関わるので、メンタルが安定しやすい点。ほんとにここはでかかった。あとは大学の授業とか受けると結構ためになったりする特に英語と国語は。
まあこれはもうたくさんの人が書いてると思いますけど、今まで以上に誘惑が多いです。酒、異性、遊び、サークル、ドラッグ(これは違うか)、、、色んなものが誘惑してくるのでそれを断ち切る必要があります。もちろん、適度にはいいと思いますけど、過度はいけませんね。
Q.仮面してたことは言ってた?
A.親にすら言ってません。言ったら甘えちゃう人間だと感じたので。
Q.過去問解くのって大事?
A.ほんとに大事。特に世界史は。
過去問に載ってた世界史の問題がそのまま出て青学に受かったようなのもあるので、過去問はほんとに大事だと思います。ただ、基礎は固めてからで。
Q.友達とかいた??
A.大学の中では目立ってた方だし友達も多い方かと。ハット被ってたし()
Q.授業出た?
A.ほぼ休まずに行った。大学休むなら仮面する意味が無い。そういう甘えは一つ一つ無くして行ったから受かったのかなって思います。もちろん常識とかも知ることが出来たから大事だと思ってますそういうのは。
Q.勉強のスケジュールは?
A.詳細は別途書きますが、とりあえず言えるのは11月までは過去問最新1年分しかときませんでした。逆に12月からはひたすら過去問を解いてください。個人的主観の話にはなるのですが、過去問で解けなかった問題はある程度印象に残り、無意識の中でそれを覚えようとするはずです。過去問を活用しろ、と言いますが、そのやり方もわからない人が多いと思うので、それも別でまとめます。
Q.休学は考えなかったの?
A.考えたことはなかったです。それすると親にバレますし、友達とか先生にもバレる可能性ありますから。。それに、そうやって甘えると全て甘えだしてくると思ったので休学はしませんでした。その代わり、どんなに休憩しても時給が発生する派遣とか、飲食のバイトで空いている時間帯に単語カードめくったりして時間を確保しました。
この他にも、いろんな質問あるかと思いますので、気軽に聞いてください!
現代文の勉強方法
まず初めに、僕は現代文という教科が1番苦手でした。
なぜかというと、記述問題で記述に入れる場所の意味がわからなかったからです。もっとわかり易く言うと、どこまでが具体例で、どこまでが抽象的な部分なのか判断つかず、何も書けないという状態が続きました。なので、初めて受けた進研模試は国語の偏差値が42であったことを鮮明に覚えています。
しかし、今では青学の現代文も2ミス程度に抑え、一浪時に受けた早稲田の社学でも現代文はほとんどミスなく解けたことを覚えています。また、一浪時に受けた河合塾記述模試でも偏差値60を超えていました。
では、1年の時は学年で下から30番だった人間が、どうやって成績をあげたのかについてお話したいと思います。(感覚的な部分もあるので、必ずしも厳密では無いかもしれません)
まず初めに、因果関係と対比を考えて問題を解くようにしました。この考えだけで早稲田以外の私大の国語は大抵解けると思います。国語の問題の作成者は受験生を落としにかかります。
つまり、引っ掛けさせそうとすることがあるのです。それにはもちろんパターン化することも多い。
1.因果関係が逆(これは日頃話していても感じることが多いです。)
2.言い過ぎ(全て、総じてのような極端な表現には注意してください。
3.因果関係がない(別々のことについて記述しているものを勝手に繋げている)
4.普通に違う(意味不明)
他にもありますが、とりあえず1番簡単に見分けられる方法です。
受験には本質をという決まり文句が最近よく出回っており、受験生も学校の先生はダメ!予備校神!となってることも多いでしょう。(気持ちはわかりますが)ただ、本当にそうでしょうか?
そもそも、本質ってなんでしょう。受験なんて解ければいい。それ以上のこと(知識、流れ)なんて解けてから語るべきことではないでしょうか。
僕は今まで逆だと思っていました。世界史であれば流れを、英語でいえば語源や文法の本質を得ることが大事だと。
しかし、一番大事なことは違いました。一番大事なことは、問題を解くことなんです。そもそも学問の本質なんて知る由もない。一予備校講師が本質などと言っていることは、長い学問の歴史のうちのほんの一部に過ぎないわけで。だってそうでしょう?ほとんど全てのものが説で留まってしまうのに何故断言ができるのでしょうか。つまり、1番自分にとって説明しやすい説をつかって話してるだけなんです。もちろん、それは生徒が記憶することの補助になるので僕は肯定的に見ていますが。
誤解を恐れずに言うならば、受験なんてその程度のものなんです。問題が解けない人間は受からないし、解けない人間は解ける人間には勝てない。どんなに学問について語ることが出来ても、日本においてはなんの意味もないのです。入試が1番その人の技量を試す場だと思われているからです(実際に、入るのが難しくて、出るのが簡単だと形容されます)
次に、早稲田レベルで必要になったのが、3角ロジックです。
これは、英語の講師で、現在は大学の先生をやっている横山雅彦先生が英語でも用いたものです。
これは、簡単に言うと、文章にはclaim、data、warrantの3つがあるということです。(詳しくは3角ロジックで調べてください)
つまり、当たり前のことですが、文を書くにはまずは書きたいことを決めなければならない。それを書くために、わざわざ他のものと対比をしたり、比喩をつかってみたり、因果関係を結ぼうとするわけです。だから、長い(といっても論文からすると短いですが)文章の中に書かれている言いたいことを探せば、対比されている部分も分かるようになる。そうすれば、問題文が主張と対比どちらにアプローチしているのかわかりますよね。(大抵は〜とはどういうことか、下線部によってどうなるのか、なぜ〜と言えるのか、ですから)
本当は対面で教えたい所なのですが、それも難しいのでなるべく言葉で表現してみました。では、ここまで解き方を伝えてきたので、最後におすすめ参考書を書いていきたいと思います。
【おすすめ参考書】
・入試現代文へのアクセス 基本編 (河合塾シリーズ) https://www.amazon.co.jp/dp/4777213587/ref=cm_sw_r_cp_api_i_hLBFCbZWCRDXB
・上級現代文 1―国公立入試対策 https://www.amazon.co.jp/dp/4342350068/ref=cm_sw_r_cp_api_i_dMBFCbAM78KCD
・大学の過去問
・読解を深める 現代文単語〈評論・小説〉改訂版 https://www.amazon.co.jp/dp/4342352028/ref=cm_sw_r_cp_api_i_QMBFCbBZH2CDC
まずは、現代文アクセスで自分の実力を判断し(解説はじっくり読み込んでください。何度も何度も噛み締めて呼んでください)
上級現代文で、解き方と読み方を学んでください。
正直、現代文は感覚の世界です。センスが必要と表現する人もいますが、それは少しズレています。正しくは、センスを磨く必要がある。です。
センスが必要というのは先天的であって、センスを磨くというのは後天的に変えられるというニュアンスの違いがあります。現代文のセンスは肯定的に鍛えられるので、現代文は無理だという人もこれを参考に解いてみてください。
漢字と現代文単語に関してはお好きなものをやればいいと思います。全て大差ないので、紙質がいい!とか、なんか読みやすい!位の感覚で選べばいいと思います。
世界史の勉強方法
世界史をどのように勉強していくか、これは僕自身本当に悩みました。
というのも、覚えたとはどういうことを言うのか、世界史の流れってなんだろう。と、浪人をしていた時も悩んでいました。なので、世界史ないし歴史科目が苦手だという人は参考になるかと思います。
歴史の勉強には4つのプロセスが必要です。それを世界史を例に出して書いていきたいと思います。
1.まずは簡単な歴史用語を覚える
ここがすごく大切なプロセスだと僕は思っています。よく、学校の先生はまずは流れだ!と言いますよね。本当にそうでしょうか?英語を勉強するときのことを考えてください。最初から文法やりましたか??まずは簡単な英単語を覚えたのではないでしょうか?世界史も同じで、最初に単語を頭に入れます。これによって、用語にリアリティを与えるのが狙いです。
もちろん、完全に覚える必要はありません。なんとなくエカチェリーナ2世ってかっこいいな、のような漠然としたもので構いません。(絶対にこれをしない状態で実況中継やナビゲーターのような参考書をやらないこと。本当に時間の無駄)
[オススメ参考書]
・ツインズマスター
・流れ図で覚える世界史B
2.流れを抑える
次に、用語をいろいろと結びつけて覚えます。単語にもっとリアリティを与えるという意味合いがあります。世界史は覚えるべき用語が多いのでここで講義系参考書の出番ということになります。
[オススメ参考書]
・実況中継
・ナビゲーター
※世界史
受験生のみですが、駿台の茂木誠先生が講義プリント、一問一答、講義音声を収録したサイトを公開しています。正直紹介したくないくらいめちゃめちゃいいサイトなのでよかったら講義本の代わりに活用してみるのもいいかと思います。めちゃめちゃオススメです。
3.問題集を解く
ここが一番きついところだと思います。問題集はなんでもいいですが、レベル的には基礎から応用の知識まで網羅しているものがいいです。1年〜2年あるのであれば2冊、半年程度しかないのであれば基礎〜標準の問題集1冊を徹底的に仕上げること。
やり方
⑴解く&丸つけ
⑵用語集に間違えた用語を正の字でcheck&マーカーで本文の細かい知識をcheck
⑶ノートないしプリント等で確認(教科書orノート型参考書を持っておくこともありです)
これを3週繰り返し行います。
注意点は、各単元ごとに2〜3の流れをやること。講義や、本を通読してから問題集では知識が定着しません。ここは絶対守ってください。これをしないなら勉強しない方が有意義な時間が送れると思います。
[オススメ参考書]
・始める世界史
・実力をつける世界史100題
・用語集
・世界史総整理
4.過去問を解く
過去問は東進等であるだけ解いてください。実は2013年度に出た問題がそのまま本年度の同学部の入試に出たこともあります。しかも難問です。つまり、他の受験生より一歩リードできるということになります。ここでも、用語集checkは続けるようにしてください。問題を解けるようになってくる8〜9月あたりから電車内等で読み返すといいと思います。(それまでは英単熟語を覚える方がいいと思います)
あとは徹底的にこれを繰り返すだけです。講義本は読み返しすぎないように。面白いけど。