英語長文の勉強方法
今日は、英語長文の勉強方法についてお話ししていきたいと思います。
英文法はそこそこ得意!でも英語長文になると解けないんだよなあ。。
英語はそもそも無理!ほかの科目で引っ張っていければいいや!
そのように考えている人にも役に立つ勉強方法です。
しかし、これからお話しする勉強方法は正直言ってかなり大変です。まあ、そもそも楽をして頭良くなろうとすること自体愚の骨頂ではあるのですが。
なので、本気で勉強したい人だけ続きを読んでください。
プロセス1:まずは長文を解いてみる。
もうここは普通ですね。普通にいつも通り長文を時間を測って解いてください。ここで大事なことは集中力が削がれてしまうようなものを体の近くから省くことです。
実際に僕が長文を本気で解いていた時は近くの図書館や、大崎ゲートシティの飲食スペースにスマホを置いて参考書と財布だけを持って行った記憶があります。なお、静かな場所の方が良いですが、僕のようなミーハー系ナルシスト男子の場合、ゲートシティのような場所の方が意識を高く維持できたので、一概にいうことはできないかと思います。あ、英文はちゃんとコピーして使ってね。解きにくいから。
プロセス2:わからなかった表現、語彙、英文をメモする
これ、結構重要なんです。マーカー引くだけで良いです。それだけで、どの部分が分からないのか一目瞭然になります。ビジネス的に言えば課題発見の段階になります。今の段階で調べる必要はないです。
プロセス3:文法書、参考書などを使って分析する。
ここが他と差別化する、詳細部分です。
1文目から最終文まで、授業の板書ノートのように作っていきます。そこでは気になる文法項目や単語、表現などをまとめること。難しく、大変ですがこの手間を省いてしまってはなんの意味も持ちません。長文やらないで家で寝ていた方がいいと思います。
僕の場合、横山先生のロジカルリーディングを参考としましたが、いかんせん参考書が絶版になってしまったため僕のノートを例として載せます。
こんな感じでやっていたよという参考にしてみてください。
プロセス4:毎日持ち歩いて宝物にする。
表現や文法項目、単語などを書き出すように言ったのはここが理由です。
参考書を毎日全て持っていくのは大変であるし、膨大な情報量があるため、覚えにくいのです。
参考書では勉強しにくい、なんか覚えられないという人は決しておかしくない。
おかしいのは、脳のメカニズムに反した勉強方法をしていること。それだけなんです。
これを週に2題程できればベスト、過去問は出来れば第一志望の大学の過去問は10年分やってほしいというのが本音。
僕は慶應を10年分、青学を6年分解きました。
あと、過去問に入る前に1冊でいいので参考書を先述の通りこなしてください。
まずは先述の方法を理解し、体に染み込ませるという狙いがあります。
オススメ参考書としては
横山先生のロジカルリーディング(絶版)
関先生のポラリス
登木先生の実況中継
この三つのどれかだと思います。
まあ、他のでもいいですが、解説が詳しいものを選んでください。
これが、僕なりの英語長文勉強方法です。
大変かもしれませんが、これをすることによって英語力は確実に伸びるので、騙されたと思って試してみてください。
僕の経歴と大学で感じたこと、そして将来の夢
今日は、僕の経歴と大学に入って感じたこと、そして将来の夢について書いていきたいと思います。
というのも、受験というカテゴリーにおいて僕は経歴と夢が必要だと思っているからです。
まず、自分の経歴について。
小学校に入るまでは横浜のインターナショナルスクールに通っていました。しかしそこが閉校となってしまったため、帝京の幼稚園に通うことになりました。
その後、小学校中学校と公立で過ごし、高校大学は私立に通うことになりました。
高校は、東京の私立に通っていたのですが、学校のことでいろいろと悩み通信高校に転学することになりました。そしてその後、東洋大学に進学し、仮面浪人を経て青山学院大学に在籍しています。
運動は、幼稚園時代は体操、小・中学生時代は水泳と野球をやっていました。
文化系やその他習い事は、幼稚園時代に学研、中学時代に大手塾個別塾と茶道(短期で習っててもう忘れちゃったけど)、高校時代に駿台予備校に通っていました。
すべて深堀りしたいのですが、冗長になってしまうので、今回は高校を辞めてからの変遷を書きたいと思います。
まず、高校を辞め、アルバイトをしながら受験勉強をしました。順調とはいかないもののそれなりに勉強をしてきましたが、志望校には合格することができませんでした。
実は、父がちょうど入試前に脳卒中になりました。2度も一度になったため、受験のことそっちのけで不安な日々を過ごした記憶が今も鮮明に残っています。
そんなこともあったので、1年間父が働いている水道屋で働きながら、懐石料理でもアルバイトをし、自宅浪人するという道を選びました。
笹野恭平先生と北川穂高先生に良心的な価格で家庭教師をしてもらい、Twitterのごろりくん(医学部志望で、今年無事に近畿医に通りました)と渋谷の自習室で勉強していました。
僕は本当に頭がよくないので、参考書を常に車のダッシュボードの上に置き、貯水槽清掃の水をためているときやお昼ご飯の最中にも勉強していました。休みの日は勉強をして、遊び単体で1日を使ったことはほとんどなかったかと思います。
しかし、それでも受験というものは難しく、後期試験で東洋大学と帝京大学の2校しか受かりませんでした。この原因は単純に勉強不足であったのもあるかとは思いますが、勉強の仕方が確立できていなかったのが大きな要因であると思いました。
なので、仮面浪人をするときまず最初にやったことは大学の勉強を本気で勉強することでした。
なぜ、こんなことをしたのか。
理由は1つで、未開分野の勉強をする時が一番自分に合った勉強方法を確立できるのではないかという仮説を立てたからです。そのうえ、マーケティングはもともと勉強したかった分野だったので勉強のやる気を上げるのに1番手っ取り早いと感じたためです。
この仮説は功を奏し、大学の授業も前期はフル単を獲得し、GPAも3.45という悪くない(良くもないですが)成績を収めることができました。そのうえ、現役時代は苦手だった世界史をある程度克服することができました。かなり回り道をしてしまいましたが。
そして、結果最終的に青山学院大学に合格し、今日も大学に通っています。
大学に入ってみて思ってことは、自分より頭のいい人がごまんといるという実感でした。お金も持っている、親が大手の会長、経歴に傷も何もない、高校の部活では全国出てました、体育会です。。。
そんな人たちにどうやって勝てるのでしょうか。コネ?人脈?どれも正解のようで不正解だと思っています。なぜならば、そこには一つ決定的な要因が欠落しているからです。ではそれは何かというと、「個人ブランド」です。
人生すべて、僕は個人力だと思っています。自分がどの分野なら得意で、どの分野が苦手なのか、そしてどのように対処していくのか、徹底的に自己分析することが大事です。このことは、前田裕二さんの書いた『メモの魔力』に詳しく載っています。よかったら読んでみてください。
そして最後に、僕の夢を語りたいと思います。
僕の夢は、アナウンサーになることです。僕は昔から人前に出て目立つことが好きでした。ですが、自分の外見に自信がなかったり、学力的にも不安があったのもあり、一度は夢を諦めました。ですが、僕は今までに何度も夢をあきらめたことがあり、そのたびに後悔を重ねてきたので、大学生からは自分のなりたい理想像、自分のやりたいことを徹底的に追い求めようと考えるようになりました。
ほかの人より、外見が劣っているかもしれない。
ほかの人より、現時点で内定に影響するような知り合いがいないかもしれない。
ほかの人より、動ける時間や自分のために使えるお金が少ないかもしれない。
でも、僕は1番を目指したい。資本が少なければ資本を作る。時間がなければもっと効率よく行動できるように試行錯誤する。要領が悪ければ想定されるイレギュラーを事前に対策しておく。夢を追うってことは、何かを犠牲にするのでも、自分が抑制されるものでもなく、人より毎日少しだけ、そして継続的に努力することができるだけなのではないかと思うのです。
<追記>もしアナウンサーになったら僕のこと、好きな男性アナウンサーに投票してね。笑
次回は、話題の『メモの魔力』について、前田裕二さん本人から聞いた話も含めて書いていきたいと思います。
仮面浪人に受かった人、受ける人に向けて
今回は、仮面浪人をして大学を再受験する人、ないし受かったばかりの人に向けてのお得なお話をしたいと思います。
それは何かというと、「既修得単位認定制度」です。
この制度は、簡単に言うと「仮面先の大学の単位を引き継ぐ」制度です。
この制度を使うと大学3年の授業が大幅に削られるだけでなく、取らなければいけない授業が減る分自分の時間が増えるので、色々なことに時間を使うことができます。
この制度を使って、僕はアオスタ8単位(他大で言う般教、基盤)、専門8単位16単位を引き継ぐことが出来ました。
半分以上の単位は、悲しいことにお亡くなりになってしまったのですが、それでもこの制度のおかげで3年前期を、ほとんど単位を取り切った状態で迎えられるというなんとも最高な状態になっております。
(参考までに下に写真を載せておきます)
↑
仮面先大学の前期履修
↑
仮面先大学の後期履修
こう考えると少ないなぁと思ってしまいます。ここが経ウェイ学部の真骨頂ですね、1番の強み。是非とも仮面推奨学部(KRM)に変更して欲しい所存。
前置きが長くなりましたが、今回は皆様にこの制度を最大限活用し、大学生活も就活も最大限活用するためのアドバイス(授業の履修の仕方含む)を記したいと思います。
1.基盤教養ないし一般教養科目を沢山とること
授業にも種類があります。語学、一般教養、学部共通専門科目、学科専門科目、、、
この中で1番認定されやすい授業が一般教養なのです。
*語学は必修になっているところが多いため削れない可能性が高い。
*学部共通科目は再入学先大学の学部が違うと、そもそも受けられない可能性があり認定されにくい。
*学科専門科目は大学の強みを生かすので同じ名前でも内容が大きく変わっていたりする。
しかも、一般教養科目はほかの種類の単位より授業が平易である可能性が高く、受験勉強に最大限エネルギーを残すことが可能です。
2.授業に出ること
たまにいるんですよ、僕仮面浪人だから授業出なくていい。最悪出席取らないのはノート見せてもらえばいいやと考える人。
その考え方は良くない。てかそれなら効率悪いだけだから休学するないし大学辞めてしまえば良いと思う。なんのための仮面浪人なのか。リスクを恐れて仮面浪人をしているのだから、まずはちゃんと授業を受けよう。
ただ、授業を選ぶ際になるべくテストが簡単なところを選ぶ、自分の興味がある授業を受ける、受験に絡みそうな授業を受けるのは大いにあり。
僕も事実、楽しそうな授業、楽単を分けて考えていました。その結果進学先でも有意義な時間を今のところ過ごすことが出来ていると感じています(自惚れずに勉強し続けなければなりませんが)
3.一日に授業はまとめること
仮面浪人で1番のネックが仮面先での誘惑です。毎日1~2コマ受ければいいやと思ってる人は痛い目にあいます。なぜならば、友達と単純接触が多い分気持ちが流される回数が増えてしまうからです。
飯行こうぜー!この後ボウリング行かね??女の子ナンパしよーぜ!!(こんな大人になってはいけません)と、誘ってくる回数も増えるであろうと仮定できます。それならば、一日に授業をまとめてそれ以外の日の全休に勉強した方が効率がいいでしょう?(理系の方にはとても申し訳なく思っています。ええ。文系最高だと思ってます。就活除いたら。)
では、最後に一般的な申請の流れをお伝えしたいと思います(一応ここは志望大学名 既修得単位認定で検索してください多分出てくる、多分)
既修得単位認定申請書を進学先の大学に取りに行く
↓
単位証明書と仮面先大学の授業シラバスを取得する(シラバスは早めに、なんなら11月とかに取りに行くor印刷すること。定期切れてるわ大学のHPで見れないわオリエンテーションで忙しいわでほんとにだるい)
・単位証明書は4/2以降に発行するところがほとんどなので、仮面先大学にきいてみてください。
・既修得単位認定申請書は大学によってまちまちなので、進学先の大学に聞いてください。これは早めによろしく。
どうしても受けたくなったら授業潜ればいいし、テスト少ない分テスト勉強の時間が減るので、いい評価も取りやすいので是非活用してみてね。では、仮面先とバイバイするために1年間頑張ろう!!
参考書との向き合い方
参考書との向き合い方
今回は参考書ってどんなのがいいの??自分に合った参考書の選び方は?勉強ってそもそもなに??という疑問を解決していきたいと思います。
・参考書の選び方
参考書とは、サッカーでいうところのスパイクです。どういうことかといいますと、サッカーのスパイクと参考書で必要となる着眼点が似ているからです。では、サッカースパイクと参考書を対応させてみましょう。
1.値段=値段
2.参考書の難易度=スパイクの大きさ
3.参考書の分量=スパイクの素材の硬さ
まず、1番目から。これは当たり前ですが、参考書の価格が高いことは、スパイクの値段が高いことと同じ感覚でとらえます。
2番目は、参考書の難易度はスパイクの大きさと同じような感覚になるかとは思われます。
というのも、スパイクが大きいほうがむくんだりしたときに便利ですが、プレイの際の操作性が悪くなり、なおかつけがをする可能性も高くなります。参考書も同じで、難しい参考書を持っていれば成績が上がるということはなく、むしろ基礎が固まってないときに難しい参考書をつかうことは、サイズの合ってない靴を使うことと同じで、本番で痛い目にあいかねないと感じました。
3番目は、参考書の分量はスパイクの素材の硬さと同じ感覚で話せると思いました。
スパイクは、柔らかいほど足になじむのでボールを扱いやすくなる半面、すぐにダメになりやすいです。逆に、硬い素材であればあるほど耐久性がある反面ボールの扱いが難しくなります。これは参考書も同じで、分量が多いとすべての範囲を網羅できる反面、解き方であったり、その問題の深い部分までなかなか踏み込めないといったデメリットがあります。
参考書は、塾のテキストのように安くて薄いものを購入してきて、自分が書きなぐればいいのではないと考えました。わからないものは調べ、そこに書き加えていく。それが一番効果的であると考えています。もちろん、レファレンス用で分厚い参考書を買っていくのも正解でしょう。しかし、このブログを見ている人の大半が独学で勉強する人たちだと思うので、以上の三点を念頭に入れたうえで参考書を選んでほしいと感じました。
・受験勉強とは
僕は、勉強というものはやらなくてもよいものだと考えております。というのも、飲食店でアルバイトをしているとき、知性よりも現場での慣れに重点が置かれていると考えたからです。もちろん、医者や弁護士といった職に就くのであれば話は変わってきますが、少なくとも生きていくという観点から離せば、不可欠ではないものであると思っています。しかし、僕は勉強することは一生の財産になると信じております。というのも、受験勉強をもとに人間は研究をし、一種の真理を発見することによって我々は生活を豊かにしてきたからだ。
僕がおすすめするのは、勉強に飽きたら一度温泉旅行に一人で行ってみること。
そしてそこで疑問点をたくさん発見してくること。そして、それをノートにまとめてみること。観光地で英語圏の人に話しかけられて英語の必要性を感じ、体験をまとめるときに国語力の必要性、漢字を覚えることの重要性を実感する。また、個別的な自然事象に対する悩みは生物や地理、ないし化学や物理の知識が必要になる。
世の中に必要だけど自分は使わない知識は山ほどある。でも、誰からも必要とされない知識はどこにもないのである。
青山学院大学入学式を終えて
入学式を終えて
4/1、青山学院大学の入学式が執り行われました。
思うこと、心が動いた言葉が多くあったので、ここに書き記していこうと思います。
まず始めに、「地の塩」という言葉。私は仏教を信仰(とは言っても形だけで信仰心は厚くありませんが)しているのでこの言葉を初めて知ったのは以前の大学に在学している時でした。
最初は、「塩って昔は金と同価値だったし、価値のある人間になれってことかな」と考えていました。実際、エチオピアでは近代においても円板状にして貨幣として用い、優秀なギリシア人奴隷は同じ重さの塩と交換されたという記述も残っています。
しかし、実は単なる価値だけではないのだと感じました。
どういうことかというと、これはキリスト教の歴史(イエス・キリストはユダヤ人なので正確にはユダヤ教の歴史になるかもしれませんが)を紐解くと言葉の重みがわかるかと。ユダヤ人が聖地としていたパレスチナ付近には死海があり、その近辺の山々では岩塩が取れる。その岩塩を恵みとし、そして、イエス・キリストは信仰者を「地の塩」と形容したのではないかと考察しました。
また、塩には、様々な役割があります。
調味料はいうまでもありませんが、塩にはそれに加えて防腐剤としての役割もあります。塩自体に防腐性はないのですが、塩が影響を与えて殺菌、防腐に効果があると考えることができます。そのせいか、日本人やユダヤ人などは塩で清めるという文化もありますね。
青山学院大学では、「地の塩、世の光」というスクールモットーを掲げサーバントリーダーの育成に力を入れているという話がありました。この概念はアメリカのロバート・グリーンリーフ博士が提唱した支援型リーダーシップで、「リーダーは相手に奉仕し、その後導くもの」という哲学が根本となっています。
つまり、これをわかりやすい言葉で言い換えるならば、「自分の持つ力、時間を人のために使う」となります。これを、意識の高い大学生は「人脈」というのかもしれませんね笑
続いて、be the differenceの精神についての考察。
青山学院大学のHPにはこのように書かれています
Be the Differenceとは「わたしたちは、与えられた恵みによって、それぞれ異なった賜物を持っています(聖書 ローマ12:6)」から導かれた経営スローガンで、青山学院が経営上の判断をする際に最上位に置くべき価値観を分かりやすく表現したものです。それはあらゆることの多様性を認め、一人ひとりの個性を大事にする、“違うことに勇気をもつ”思考と行動を促すものです。これからは更に、一人ひとりの力で世界を変えられる時代になるでしょう。世界のあらゆる分野で創造的な仕事や研究成果を出しているところを見て気づくのは、今までとは違うこと、違うもの、違う人たちを上手く共存させて、成果として創造的な価値を生み出していることです。Be the Differenceとは、そのような考え方で今後の経営の舵取りと学院の運営をしていく決意を言葉にしたものです。
この考えもサーバントリーダーの概念を成長させるものと捉えました。人には得意なものもあれば苦手なものもある。理系もいれば文系もいる。今まではそういった人たちが出会うには相当な労力が必要でした。ですが今の時代スマートフォン1台でつながり、連絡、アポイントが取れる時代です。そのような社会において必要になってくるのが色々な人たちと協力していく力、つまり僕なりの言葉で言い換えるなら「他者の意見を取り入れる適応力」だと感じました。
型破りと型なしは違う。そのように三木学長はおっしゃりました。
ここで僕が引用したい言葉は、18代目中村勘三郎さんの言葉です。
型があるから型破り、型が無ければそれは型なし。
含蓄に富んだ、名言であると思います。
特に芸事やスポーツでは、型というものが重要視されます。まずは基礎となる型を徹底的に体に叩き込む。そして、それから自分なりにアレンジを加えていくことで初めてオリジナルが生まれるのです。
受験勉強でもそうですね。文法や単語が定着していないのに志望校別対策をすることに近い。志望校の対策をすることも確かに大事だけれど、まずは全ての基礎となる共通の土台を固めていかなければならない。
「らしく」と「ぶる」は違う。独自性を伸ばしていくにはまず、基礎となるスタンダードな部分を完璧にする。ここがこの話の肝だと思うのです。
英語長文の勉強方法(模試も含む)
英語長文ってどう勉強すればいいんだろう、、
何回解けばいいの、、??
全訳するのかぁ、、それだと時間足りない気がする、、
こうやって考えた経験はありませんか?少なくとも、僕はそうでした。
あまり成績が伸びずどうしようとずっと悩んでいた所、とある勉強方法を思いつきました。
というのも、至って単純です。"ひとつの長文を最大限生かす"という勉強方法です。
よく、精読だ〜やら速読だ〜やら喚く大人は沢山います。
ただ、それらはどちらかで大丈夫なのでしょうか。文によって変えるべきなのではないのでしょうか??
また、現代文でこういった経験はないですか??下線部の意味はよく分からないけれど、前後の文脈は簡単だから言い換え等で意味が推測できるというもの。これは日本語だけではなく英語でも起こります。つまり、文章は簡単な部分と難しい部分をセットに書いているのです。
比喩表現もそうでしょう。それ自体では読解するのが難しいのが前後の文脈で意味が類推できる。だって、「月が綺麗ですね」なんて今日では告白の定型文として定着していますが、夏目漱石が小説でこれを初めて書いた時、何言ってんだこいつ。ですよ。
ただ、前後の文脈でこれはI love you.を言い換えたものだと分かるわけです。
ということは、まずは文章を一つ一つ読解(構文把握であったり、単語の意味を覚えたり)し、その後でその文章を速読する練習をするのが一番の近道ということになります。
では、具体的なやりかたを提示したいと思います。
1.問題を解く
これは普通に時間を計って解けばいいと思います。
2.1日置いて丸つけする
直ぐには丸つけしないでください。これで合ってたかな、、とか、考え方正しいかな、、とか、1度思考を整理して落ち着いた後に丸つけをすると記憶にも定着し、のちのち文章を理解する上で大切になってきます。
3.丸つけと同時に解説を読み込む
本当はロジカルリーディング、実況中継、プラチナルールのような講義調のものが望ましいですが、皆が同じものを使っている訳では無いのでマストではありません。やっておきたいシリーズやレベル別等を使う人もいるでしょう。それならば、解答の根拠を理解してください。分からなければ和訳や辞書、文法書等を使って徹底的に調べあげてください。ここにいくら時間を使っても構いません。
4.授業をしてみる
これは相手がいる必要はありません。いたらベターですが、そんなに都合よく生徒役がいる訳では無いので、エア授業で構いません。想定される質問や文法的に難しいところを丁寧に復習すればそれなりの形になります。
5.音源があればディクトクロスを行う(もしなければ音読で代用)
毎回都合よく音源がある訳では無いので、その場合は音読を行ってください。別に音読すれば英語が話せるようにもならないし、理解できるわけでもありません。が、しかし、英語のリズムを掴むには最適だと思います。
ディクトクロスは自分の大学の教授が勧めている勉強方法です。宜しければ試してみてください。
これで終わりです。何度も問題を解く必要はありません。が、復習は徹底的に。これ以上吸収することがないくらい長文を活用してください。裏を返せば、予備校の通期テキストの量で長文は事足りるということになります。(だいたい1週間に1本)
英語の勉強方法(参考書と大筋編)
英語の勉強方法
受験英語ってなんだろう、受験英語、ビジネス英語、コミュニケーション英語、、、、日本の人達は英語を細分化しています。
確かに、受験やビジネスで使われる用語とコミュニケーションで使われる用語、話し言葉と書き言葉での違いはあるでしょう。しかし、例外を除いたらほとんどは同じものでは無いでしょうか。
日本語でも、話し言葉書き言葉の違いはありますよね。しかし、標準語と呼ばれる根本に大きな違いはあるのでしょうか??
つまり、何が言いたいかというと文法という幹を太くし、そこに語彙や言い回しという枝や葉を増やしていくやり方が1番正攻法で近道なのではないかと考えています。文法は大事です。
よく、英語は聴くだけで話せるようになる。文法学習なんていらない!ヨンギノー!!と叫ぶ教師や講師がいます。僕から言わせてみれば、何言ってんのお前という感じです。母国語以外は勉強しないと話せるようにはなりませんし、そもそも受験に関しては話せることがマストである試験ではありません。
そういう人達は口を揃えてこう言います。「英語なんて言葉なんだ、赤ちゃんは文法知らないけど英語喋れるよな?君たちも日本語の文法知らないけど日本語話せるよな?」と。
そもそも赤ちゃんって"日本語"話してますか??
いきなり3歳児が「おはよう。今日もいい天気だね。やること終わったら一緒にご飯食べようか」なんて言いますか??」せめて、「パパーご飯〜ママ眠い〜」くらいです。
きちんとした英語を学びたい、話したいのであればまずはその仕組みを学んでから。4技能も大事ですが、4技能にもreading、listeningはありますし、なんならwritingは文法死ぬほど大事ですよ。
※4技能を伸ばすこと自体に反対しているのではありません。日本のヨンギノービジネスに反対しているのです。意味ねえよあんなん。
では、前置きはさておき、勉強の流れを説明したいと思います。
基本プロセスは同じです。
まずは簡単な単語を頭に叩き込みます。点を作るんですね。
そしてその後、文法を学びます。最初は正攻法で、1億人の英文法を読んで、それに対応した問題集をやって確認するといいと思います。
オススメ単熟語
そして次に、文法応用編ですね。ここでスタディサプリやN予備校や予備校、また、文法系の読み物で深い部分を理解していく必要があります。個人的に賛否両論ありますが、スタディサプリを使うのもありかとは思います。面白いしなにより授業が上手い。
ここでも口酸っぱく言いたいのですが、理解は必要、丸暗記はNGではありますが、暗記がNGなのではありません。(ここでの丸暗記の定義はただ単語をひたすら覚えることです。暗記は大事)
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そして、いわゆる構文です。
僕は桐原から出ているものが得意ではなかったので、基礎英文問題精講とポレポレをやりました。
あんまり構文を勉強する意図が最後まで読めなかったのですが、和訳するのは面白かったです。
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構文に入る際に大事になってくるのが、長文演習。
個人的に南山大学の問題は好きです。これは駿台の鈴木海太先生も絶賛しています。
ただ、そればかりはやっていられないと思うので、おすすめ参考書を提示しておきます。
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個人的に好きなのが、横山雅彦先生のロジカルリーディングです。
現在学参は全て止めている(意図的に)ので、そこが難点なのですが、、メルカリなどでも3000円程する異例の本になりました。
個人的にはすごく好きで影響を受けた先生です。僕の教え方もこれをアレンジしたものになります。
ロジカルリーディングは参考になることも多いので、1度読んでみることをオススメします。
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